本記事では「公務員試験の一般知識」についてまとめています。
先日、下記ツイートをしました。
教養試験(基礎能力試験)で多くの受験者は一般知識の対策に頭を悩ませます。
理由は科目が多く、何をやればいいかわからないからです。
そのためにも科目の特徴や頻出事項を知ることが大切!
— 江本@公務員試験アドバイザー (@emotokomin) August 28, 2019
教養試験(基礎能力試験)で多くの受験者は一般知識の対策に頭を悩ませます。理由は科目が多く、何をやればいいかわからないからです。そのためにも科目の特徴や頻出事項を知ることが大切!
一般知識の対策をまともにやると時間だけが過ぎていき、結果として不合格になりやすいです。
本記事を参考にして、一般知識の特徴を知りましょう!そうすることで具体的に何をすればいいのか分かるようになりますよ。
なお、一般知能については「【まとめ】公務員試験で捨てたら不合格!一般知能の重要性を解説します。」をご覧ください。
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公務員試験における「一般知識」とは
一般知識とは、基礎能力(教養)試験の1分野で、「高校までに勉強した科目」から出題があります。
中学、高校で勉強した科目を覚えていますか?日本史や化学などを勉強したと思いますが、多かったですよね。
公務員試験の一般知識は「科目の多さ」が特徴ということを覚えておきましょう。
一般知識の試験科目は次のとおり。
一般知識の試験科目
社会科学 | 人文科学 | 自然科学 |
---|---|---|
政治 | 日本史 | 数学 |
経済 | 世界史 | 物理 |
社会 | 地理 | 化学 |
倫理(思想) | 文学・芸術 | 生物 |
国語・英語 | 地学 |
このように一般知識は「社会科学」「人文科学」「自然科学」の3分野で構成されており、出題科目数は10科目以上あります。
例えば「理科」は、大学受験では「物理」か「生物」の選択だったと思いますが、「化学」も「地学」も出題されています。
一般知識は差がつきやすい
一般知識は差がつきやすいです。
なぜなら中学、高校までの学力がそのまま反映されるからです。
公務員試験を受験する人は「国立大学出身者」もいれば「私立大学」さらにいえば「文系」「理系」と土台は様々です。
やはり、センター試験を経験している国立大学出身者の方が、土台がしっかりしている分点数を取れる傾向があります。なので、一般知識は差がつきやすいのです。
しかし、しっかりした勉強法を理解して対策すれば差を埋めることは可能!詳しくは「公務員試験で60点以上を取るための勉強法|復習がポイントです。」を参考にしてみてください。

一般知識はセンター試験レベル
一般知識は科目の多いセンター試験のようなものです。
レベルも高くてセンター試験ほど。たまに国立大学二次試験レベルの問題も出ていますが、正答率は低いので気にせず捨てましょう。
しかし、ある程度のレベルが求められるので、数学や物理を1から勉強することは難しいです。出題傾向を把握して科目の優先順位を決めましょう。
公務員試験の一般知識で出題される科目を解説
一般知識の科目「社会科学」「人文科学」「自然科学」について解説します。
社会科学の特徴
社会科学は、次の4科目で構成されています。
- 政治
- 経済
- 社会(時事)
- 倫理(思想)
日本国憲法や財政政策、労働環境といった内容を勉強します。
特徴は1科目あたりの出題数が一般知識のなかでは多いため、絶対に勉強しなくてはいけないということです。
最近は時事の出題が増えているため、普段からニュースや新聞をチェックする習慣を持っておくといいですよ。
社会科学の勉強法
社会科学の傾向や具体的な対策法を「必見!公務員試験 社会科学でよく出る分野はこれだ!」を併せて確認してください。

人文科学の特徴
人文科学は、次の5科目で構成されています。
- 日本史
- 世界史
- 地理
- 文学・芸術
- 国語、英語
日本史や世界史など「ザ・暗記」科目が多く出題されます。
国語や英語は「警視庁」や「高卒程度」の試験でよく出題されていますよ。
人文科学の勉強法
人文科学の傾向や具体的な対策法を「必見!公務員試験 人文科学でよく出る分野はこれだ!」を併せて確認してください。

自然科学の特徴
自然科学は、次の5科目で構成されています。
- 数学
- 物理
- 化学
- 生物
- 地学
数学や物理は東京消防庁を受験する人以外は捨てても大丈夫です。1から勉強しても効果が悪いので。
逆に生物や地学は勉強すれば誰でも正答できるため必須!
自然科学の勉強法
自然科学の傾向や具体的な対策法を「必見!公務員試験 自然科学でよく出る分野はこれだ!」を併せて確認してください。

公務員試験の一般知識を効率よく勉強する方法
一般知識は受験する試験によって対策方法が異なります。
共通するポイントとしては、広く浅く勉強することです。理由はがっつり勉強しても1問くらいしか出ないし、大学受験用の勉強をしても確実に点数がとれるわけではないからです。
- 国家公務員・・・時事対策を優先して取り組む「
- その他・・・社会科学を優先して取り組む
国家公務員
国家公務員は一般知識の対策は必要ありません。
一般知能 | 27問 |
---|---|
一般知識 | 13問 |
一般知識の出題は30%ほどしかありませんし、社会科学の3問は専門試験の対策をしておけば得点できます。
あとは時事が3問出てくるので、そこをやってけば13問中6問をカバーできます。残り7問は適当にマークしても当たるでしょうし、外れても問題はありません。
専門試験で70%以上を取れれば、基礎能力で50%以上取れれば合格できるため、一般知識より専門に時間を割いたほうが確実に合格できますね。
県庁や市役所、警察官など
ある程度の対策は必要です。
なぜなら、全体の50%ほど出題があるからです。一般知能で満点を取ったとしても、一般知識で10~20%はもぎ取る必要があります。
現実的に一般知能で満点は難しいため、一般知識の対策は必要なんですね。
なかでも社会科学を優先して取り組みましょう!
社会科学はどの試験でも一般知識のなかでは出題数が多いです。ここで点数を取ることが一般知識では大切!
正しい理論で暗記しよう
そして、勉強で大切なのは正しい方法で暗記することです。
よく何回勉強しても、まったく覚えられない人っていますよね。そういう人は暗記の仕方を間違っていることが多いです。
なので、勉強をするうえで正しい暗記の仕方や復習の方法を知っておくことが大切です。詳しくは「公務員試験で60点以上を取るための勉強法|復習がポイントです。」をご覧ください。
【勉強法】公務員試験 ボーダーライン60点以上を取るためのコツ
公務員試験 一般知識のまとめ
一般知識は科目数が多い試験です。
すべてを勉強していては間に合いません。自分の試験で必要な科目は何なのかを理解して勉強するようにしましょう。
そうすることで短い時間の中でも得点できるようになりますよ。