相談者
- 公務員試験の基礎能力(教養)試験って、どんな内容?
- 特徴や傾向が知りたいな。
- 具体的な対策法は?
このような悩みや疑問を解決できる記事を書きました!
この記事では「基礎能力(教養)試験の内容」をテーマに書いています。
教養試験は科目数が多く、対策がしにくい筆記試験です。
記事を読むことで「教養試験の内容から特徴、どういう手順で勉強したら、点数が取れて、合格できるのか」まで知ることができますよ。
はじめて勉強する人や勉強法に悩んでいる人におすすめです!ぜひ、ご覧ください。
なお、勉強法をしりたい方は「公務員試験で60点以上を取るための勉強法|復習がポイントです。」を参考にしてみてください。
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【公務員】基礎能力(教養)試験の内容をチェック!
公務員試験の筆記試験は次の2種類。
- 基礎能力(教養)試験
- 専門試験
このうち、「基礎能力(教養)試験」については、ほぼすべての試験で実施されています。
一部の市役所ではSPIや独自の試験を使うこともあります。
基礎能力(教養)試験は「一般知能」と「一般知識」に分かれており、科目数が多い試験です!
それぞれの特徴を解説していきます。
一般知能の特徴
一般知能は公務員試験で特有の科目であり、象徴的な科目です。
主に計算が必要な問題が出題され、受験者をダントツで悩ませる科目のオンパレード!
また、全体の50~70%の出題を占めているため、捨て科目にすると落ちます。
✅出題割合
これは国家公務員の一般知能と一般知識の出題割合を示したデータで、一般知能の出題割合は約70%を占めていますね。一般知能が満点だと教養試験はほぼ合格ラインに達しますよ。
科目の特徴や具体的な対策法を「【まとめ】公務員試験で捨てたら不合格!一般知能の重要性を解説します。」でまとめています。
一般知識の特徴
一般知識とは、基礎能力(教養)試験の1分野で、「高校までに勉強した科目」から出題があります。
中学、高校で勉強した科目を覚えていますか?日本史や化学などを勉強したと思いますが、多かったですよね。
- 科目数が多い
- 出題数は少なめ
- 捨て科目を作ったほうが効果的
試験科目は「社会科学」「人文科学」「自然科学」で、10科目を超えます。
出題科目や対策法は「【まとめ】公務員試験の一般知識を勉強するうえで知っておきたいこと」でまとめています。
【公務員】基礎能力(教養)試験の難易度を解説します!
相談者
- 基礎能力(教養)試験って難しいの?センター試験くらい?
結論をいえば、基礎能力(教養)試験のレベルはたいしたことありません。
出題レベルの多くは中学校1年~高校1年まででして、1度は勉強したことがある科目だからです。センター試験のほうが圧倒的に難しいですよ。
では、なぜ公務員試験が難しいって言われている(思われている)のか書いていきます。
理由は2つあります。
- 試験科目が多い
- 理系科目が重要
基礎能力(教養)試験が難しい理由① 試験科目が多い
単純に出題される試験科目が多いです。
いや、多いってレベルじゃなくて多すぎます。センター試験でも最大7科目じゃないですか。基礎能力(教養)試験は15科目以上あります。
これが難しいというか、対策がしにくい理由です。ただ、さっき書いたように出題レベルはそこまで高くないんですけどね・・・。
基礎能力(教養)試験が難しい理由② 理数系科目が多い
試験科目が多いのもそうですが、おそらくこれが最も難しい理由だと思います。
と、いうのも公務員受験者の多くは文系出身です。つまり数学や理科といった計算系の問題は苦手、嫌いな人が多いということです。
これは公務員試験ではかなり致命傷でして、出題の6~7割が理数系科目なんですね。
教養試験で高得点を取ろうと思えば理数系科目の攻略は不可欠なわけでして、理系が苦手な人からすれば難しいといえる十分な理由なのです。
【公務員】基礎能力(教養)試験の対策|一般知能がすべて
結論からいいます。教養試験は一般知能を優先して勉強しましょう。
なぜなら、出題数が多く、点を取れるまでに時間がかかるからです。詳しくは「【まとめ】公務員試験で捨てたら不合格!一般知能の重要性を解説します。」をご覧ください。
「どうやって勉強したらいいの?」「おすすめの参考書はある?」という方におすすめの記事を2つ紹介します。ぜひ、参考にしてくださいね。
勉強法
参考書

公務員試験 試験別傾向一覧
試験ごとの傾向をまとめています。
国家一般職
国家一般職 基礎能力試験で落ちる勉強法【具体的な解決策あり】
国税専門官
財務専門官
【傾向】財務専門官 専門試験の合格点は70%?その理由を解説!
労働基準監督官
【質問内容あり】労働基準監督官 個人面接で見られる5つの評価観点
科目の取捨選択が重要
基礎能力(教養)試験は科目数が多いため、闇雲に勉強をしても意味がありません。
絶対に捨てることができない科目(一般知能や社会科学)を優先して勉強し、残りの科目は今までの勉強や得意不得意によって選択するようにしましょう。
「嫌いだから捨てる」のではなく、「対策しても意味がないから捨てる」という意識が必要です。嫌いでも「コスパ」がいいなら勉強したほうがいいです。
はやめに取り掛かりましょう!